髙橋洋二とは

髙橋洋二は日本の実業家の一人で、ユニマットグループの会長を務めている人物です。

経歴

1943年3月6日生まれの髙橋氏は、中央商業高等学校(現在の中央学院大学中央高等学校)で簿記を学び、卒業後はアルバイトで得た資金と親の援助を元手にし、25歳で婦人服の輸入業を始めました。

29歳の頃には消費者金融業を始め「ユニマットレディス」を全国に約300店舗展開しました。当時の融資残高は3,000億円にものぼり、業界6位へと躍進しました。そのほかには、飲食や不動産など、多角的に事業を展開していました。

42歳の頃には、自動販売機事業を運営するユナイテッドスティールを買収して業界1位へと成長させた後、現在の株式会社ユニマットライフにあたるオフィスコーヒーサービス事業を分社しました。

57歳で自販機事業、消費者金融事業など主要な会社を売却し、この売却利益は1750億円という莫大な額だったようです。

この他にも、髙橋氏はフレッシュネスバーガーを運営するフレッシュネスの代表取締役社長や、母校を運営する学校法人中央学院の理事なども歴任するなど、幅広い経験を持っています。

髙橋氏の個人資産

髙橋氏は、2000年度課税額が184億円9600万円だったなど、常人では信じがたいほどの資産を有していました。

この莫大な資産を気づいた一つの要因が、不動産投資でした。髙橋氏は東京の地価高騰に大きく寄与した人物としても知られています。

自己資金と借入金を投入して、東京都内の青山を中心に戦略的に土地を取得。この投資が後のバブル景気によって価値が高騰し、40代後半時点ではすでに資産が1000億円以上となっていたようです。

直近の資産状況は判明しませんでしたが、並大抵の富豪ではかなわないほどの資産を有していそうです。


髙橋氏のコレクション活動

髙橋氏は、美術品のコレクターとしても有名な人物です。

事業の傍らでフランス近代美術を中心とする西洋美術品の収集活動を行っており、特にダヴィッド、ドラクロワ、ミレー、コロー、エンネル、クールベ、ドガ、ルノワール、ドラン、デュフィ、ユトリロ、モディリアーニ、藤田嗣治らの絵画作品や、ラリックのガラス工芸品、宝飾品などを多数所有しています。

髙橋氏が収集したコレクションは、「ユニマットコレクション」として、髙橋氏が会長を務めるユニマットホールディングが所蔵しています。

これらのコレクションは展覧会として一般公開されています。

2017年から2018年にかけては「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展-やすらぎの美を求めてー」が開催されました。また、2019年から2020年にかけては、「ラリック・エレガンス宝飾とガラスのモダニティーユニマットコレクションー」も開催しています。

単に実業家としての手腕があるわけでなく、美術への造詣も深いということがわかりました。

髙橋洋二が率いるユニマットグループとは

では、髙橋洋二が会長を務めているユニマットグループがどのような組織なのかをご紹介します。

グループの公式HPでは、「ユニマットグループはゆとりとやすらぎを提供する総合サービス業集団」と紹介されていました。

グループ概要

グループ連結売上高:1,628億円(2022年3月期)

グループ従業員数 :9,451名(臨時従業員を除く。2022年3月末時点)

本拠地:〒107‐0062 東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル

ユニマットグループの事業領域と関連会社

ユニマットグループでは、「ゆとりとやすらぎ」を追求するための10の事業領域を取り扱っています。

1.オフィス事業

ユニマットグループでは、全国の事業所を拠点にした独自のネットワークを活かし、企業・官庁・病院・学校などでドリンクサーバーを設置する事業を行っています。マットやモップ、空気清浄機などの清掃・衛星対策用品のレンタルなども行っており、快適なオフィスライフをサポートすることで、やすらぎを提供しています。

この事業に関しては、株式会社ユニマットライフのOCS・レンタル事業が主体となっているようです。

2.リゾート事業

リゾートホテルおよびそれに関連する諸施設、ゴルフ場の経営ならびにゴルフ会員権の販売及び仲介、マリーナ事業、旅行代理店業など、各種リゾート業を展開しており、高品質なゆとりとやすらぎが提供されています。

株式会社ユニマットプレシャス(ゴルフ・マリン事業)、株式会社南西楽園リゾート、群馬サファリ・ワールド株式会社、株式会社ユニマットドギーズアイランド、株式会社南西楽園ツーリスト、株式会社ユニマットクリエイティブ(ホテルアラマンダ青山)などが事業を運営しています。

3.美容・健康事業

健康食品・自然食品・化粧品の製造販売及び輸出入のほか、ヘアサロンやネイルサロン、メイク・ネイルスクールの経営などを行っています。

株式会社ユニマットリケン、株式会社K-twoエフェクト、株式会社ユニマットライフ(調剤薬局事業)などが関係しています。

4.保育・教育事業

保育園の開設と運営・幼児教育施設の開発などが主な事業となっています。さまざまな自然体験や地域社会との交流、実体験を子どもたちの視点で提案・実践していくことで、子供たちが自分で考えて自分で行動できるこころを育んでいこことを目的としています。

株式会社ユニマットマミー&キッズが関係しています。

5.飲食事業

コーヒーの輸入焙煎加工及び小売り、飲食店経営、洋菓子の製造販売などを行っています。

株式会社ユニマットキャラバン、株式会社ユニマットダイニングなどが関係しています。

6.メンテナンス事業

住居・事務所・店舗などの水道設備の修理メンテナンス、設備工事、リフォーム、製品販売を展開しています。高品質なサービスで、快適な生活を支える安心が提供されています。

株式会社ユニマットライフのリノベーション事業が関連しています。

7.不動産事業

住居・事務所・店舗などの賃貸事業からマンション・土地・戸建・ビルなどの売買事業まで、幅広い事業を行っています。不動産を人と人との交流の場と捉えてコミュニティ開発にも取り組み、新しいライフスタイルの提案までも行っています。

株式会社ユニマット不動産が関係しています。

8.エクステリア事業

エクステリアのCAD開発・販売・建築・造園関連システムソリューションまでを扱っています。エクステリアとガーデンのプロデザイナー養成学校の運営なども行っています。より付加価値のある住環境や街並みの創造に寄与しています。

株式会社ユニマットリンクが関係しています。

9.インテリア事業

ユニマットグループのインテリア事業は、家具・生活雑貨の輸入から、企画・製造・販売までも行っています。イタリアモダンファニチャーのリーディングブランドをはじめ、優れたデザインのセレクトやオリジナルブランドを通じて洗練された夢のある生活空間の提案を行っています。

株式会社カッシーナ・イクスシー、株式会社エスエムダブリュ・ジャパンが関連しています。

10.その他の事業

これまでご紹介した事業・グループ会社のほかに、ユニマットグループ全体の統括を行う専門会社があります。それが株式会社ユニマットホールディングとなっています。経営コントロール、資本政策、ブランディングを3本柱として、グループ企業が事業を通じて提供している「ゆとりとやすらぎ」を全面的にサポートしています。

ユニマットグループ(髙橋洋二)の理念

髙橋洋二が率いるユニマットグループは、「ゆとりとやすらぎ」を提供する総合サービス業集団と称されています。

一人ひとりのさまざまなライフスタイルや人生設計において、ワンランク上の価値を提供することで、生きることの歓びであったり、感動・満足のサポートをすることこそがユニマットグループの事業姿勢とされています。

ユニマットグループは、事業領域を限定していないと言います。事実、先に紹介したようにありとあらゆる領域において「ゆとりとやすらぎ」を最大限提供するために様々な事業を行っています。今後も未開拓の市場に可能性を見出し、開拓された市場であっても新たなニーズを生み出していくことを理念としているようです。

また、今後生まれてくる子供たちがいつか老後を迎えるまで、人生のすべてのシーンで「ゆとりとやすらぎ」が提供されるサービス業の在り方を模索し、変遷するライフスタイルに応じたコミュニティと社会の創出を目指し続けてると宣言しています。

まとめ

今回は、髙橋洋二と氏が率いるユニマットグループについて紹介しました。

若くしてその才能を開花させた髙橋洋二氏。現在は81歳と高齢ですが、氏が創り上げたユニマットグループは、今後も日本の社会のありとあらゆる場面で「ゆとりとやすらぎ」を提供し続けることは間違いありません。

意識していなくても、実はユニマットグループの恩恵に預かっていたなんていうことも珍しくはないのかもしれません。

今後も氏とユニマットグループの活動に期待です。

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